車椅子クルーズ乗船記・客船コスタクラシカ「乗船編」
乗船までの日記はコスタクラシカ「準備編」で!

2011年9月の旅行の記録です。
車椅子で旅行される方の参考になれば幸いです。
※ここで紹介している行動範囲には介助の技術が必要な場所もあり、すべてがバリアフリーの参考になるものではありません。
コスタクラシカ乗船
いよいよコスタクラシカの乗船が始まる。
定期船ならターミナルから直接乗れるのかもしれないが、クルーズ客船はターミナルから少し離れた埠頭の先の方に停泊して、そこまではバスで移動しなければならないらしい。

出国手続きを済ませた後、他の船客はエスカレーターや階段などを使って階下に降りて行くが、私は歩行ができないことを伝えると、私たちだけ警備員の方に誘導されて、ちょっと奥まった所にある荷物用のエレベータで降りて外に出た。
外には普通の市バスのようなバスが数台待機していて、船客を船までピストン輸送する。
車椅子の船客には、運転手さんがさっと出て来て乗車用のスロープを引き出してくれるので簡単に乗降できた。
わずかな距離を移動してバスを降り、みんなギャングウェイ(タラップ)の前に並ぶが、タラップは結構急な登りになっている。

他にも低いギャングウエイがあったのでそちらから入れないかと、乗船者をチェックしているクルー(船員)に聞こうとすると、気づいて無線で何か呼びかけてくれた。
低い方のギャングウェイの所にいたクルーが迎えに来てくれて、低い階の3階から乗船。エレベータで自分のキャビンへ。
車いす用キャビン

車いす用のキャビンはウナギの寝床のように狭く縦に長い。
窓が無い部屋でちょっと残念。
以前船旅をした時は、いつも窓のあるキャビンにしていたのだが、コスタクラシカの場合、車いす用のキャビンはすべて内側になってしまうらしい。
トイレ&シャワールームは車椅子でも利用できるように広くなっている。
ただ、コスタクラシカの場合、車いす用キャビンも普通のキャビンと同じ広さなので、シャワールームに広さを取られる結果として、居室の方は狭くなってしまい、車椅子が通れるようにベッドを縦に並べたウナギの寝床のような変わったレイアウトになってしまうようだ。

こんな感じ。
引き出しなどはすべてループのように指をかけやすくなっていて使いやすいと思う。

クローゼットはかなり高い所にハンガーをかけなければならない。車椅子では手が届かないので、自分で取ったりかけたりすることはできない。

金庫はギリギリ手が届く高さだったが、中は見えなかったので自分だけで使うときは手探りで出し入れした。
基本的に冷房が効きすぎていて、自分で調節できるのだが、温度調節のコントローラも高い位置にあって、車椅子の私はもちろん高齢で低身長の親でも目盛も確認できないようだった。
ベッドはやや高めだが柔らかいので車椅子で移るにはちょうどいい高さで、自分で移乗する事ができた。
トイレ・シャワー
トイレ・シャワーは車椅子でも楽々使用できるよう広々としている。

トイレは横にしっかりとした手すりがあり、上にあげることができるが、手すりを上げた状態で固定する事ができず、車椅子を横付けして移ろうとすると、重い手摺がギロチンのようにドカンと落ちてくる(笑)
最初は母に手摺を押さえてもらって移乗していたが、面倒になり、移乗の仕方を工夫しているうちに、車椅子を横付けするより便座の前につけて移乗する方が楽になってきた。
ギロチン手摺のおかげでおもわぬ効用があった。

シャワーにはシャワーチェアが固定されているが、座面の位置がかなり高い。
車椅子の座面より10センチ以上は高かったと思うので座面高50〜60センチはあると思う。
自力で車椅子から移るのはかなり困難だった。
次に船に乗るとしたら小さな折りたたみのシャワーチェアでも持参して乗ろうかと思っている。
多少の不満点はあったし、新しい船ではないのでキャビンも最新の設備ではないが、トータル的には過ごしやすいキャビンで満足。
1日2回きちんとルームメイキングをしてくれる。
ルームスチュワードさんは先代の圓楽師匠に似ている。
どこの国の人なんだろう、聞いてみようと思いながらついに聞き損ねてしまった。
船
8階のシアターで日本人船客向けの説明会があった。
1500名ほどの船客のうち、日本人船客は500名ほどで中国人船客が1000名近く乗ってると聞いてびっくり。
寄港地の説明になり、
上海では降りる所と乗船する所が違うとか、気になる説明があった。
降りない人はそのまま乗っていれば良いが、個人行動で降りる人は必ずバスに乗って別の港まで行かなければならない?
船はその港を離れて違う港に移動するので、そちらで5時までは乗船する事ができない。という特殊な事情があるとか?
えー?聞いてないよー。
話の内容がいまいち理解できなかった。
上海で頼んでいた車との兼ね合いもあるので、後で確認してみないと。
船内では身分証明や支払いはすべて「コスタカード」を使用する。
コスタカードにクレジットカードを登録したい人は、機械でクレジットカード登録を行うとのこと。
船内数ヶ所にある登録用の機械にコスタカードを通し、すぐに続けてクレジットカードを通し、画面にサインをするという。なんだか面倒そうだ。
説明会が終わってから登録してみたが、やはりサインがへんちくりんになってうまくいかないみたいだった。
船内はごく一部を除いてほとんどバリアフリーで、11階のデッキにも自動ドアで出ることができる。
12階のデッキだけは敷居が高く、車椅子で出ることが難しかったが、K君が車椅子を上手に持ち上げてくれて出入りすることができた。
海や港を眺めるには、このデッキが一番静かで落ち着ける場所だった。

コスタクラシカの船内には、車いす用のキャビン内だけでなく、公共の場所にあるトイレにも、車いす用のトイレが何箇所かあった。

食事
夕食は6時と8時の2シーティング制で、日本人船客と中国人船客で分けているらしく、日本人船客はほとんど早い回になっているようだ。
メニューはイタリア料理のコースとアジア料理のコース各1〜2種類ずつから前菜はこれ、メインはこれ、と選んで行く。

私はイタリアンのメインの魚料理をおかずにアジアンのメインのウナギご飯を食べる、とか変なオーダーばかりしていたが、テーブルウェイターは嫌な顔ひとつせず、このミソスープも食べなよ、などと愛想よく勧めてくれる。
味はまあまあ。アジア料理はおもしろい味の料理が多かったし、安いクルーズなので、キャビアやロブスターといったご馳走は全く出ないが、それでもチョイスに幅があるのは飽きが来なくていい。
もっとご馳走が出る船よりも意外に飽きずに食べることができた。
朝食や昼食はレストランで食べることもできるし、ビュッフェレストランで食べることもできるが、ビュッフェレストランはいつも中国人船客でごった返しているので私はレストランで食べていた。
夜食のビュッフェも込み合うので、最初の夜にギャレー(厨房)ビュッフェに行っただけでほとんど行かなかった。
朝食は簡単なパンやシリアル程度なら部屋に無料で届けてもらうこともできる。
部屋に配られるメニューの紙の中から好きな食べ物・飲み物にチェックを入れて、夜、表のドアノブにかけておくだけでいい。
私はカプチーノとデニッシュを頼んだ。思いの外おいしかった。
済州島
2日目、済州島に寄港。旅行会社からあらかじめ聞いていた通り、テンダーボートではなく、直接の接岸となった。
K君が「けっこうタクシーが拾えるみたいなのでとりあえず出てみましょう」と言ってくれたので、とりあえず下船してみる事にする。
3階の低いデッキから下船する。
一応小奇麗なターミナルの建物があり、土産物なども売っている。
が、外に出るとバス停があるくらいで港のそばには何もない。
3人であてもなくぶらぶら歩いているとすぐにタクシーが来て、車椅子もOKだというので、さっそくK君に介助してもらって乗り込み、車椅子は畳んでトランクへ。
停泊時間も短いし、下船するかどうか決めてなかったので、あまり多い額のウォンは両替してなかったから、手持ちのウォンでまわってもらえる所を交渉する。
午後には出港になるから時間もない。
港は北部の旧済州の方なので南部の観光地は無理。
近場で、龍頭岩?とかミステリーロード?とか免税店とかを適当に廻ってもらう事になった。
龍頭岩ではK君と母が降りて見学に行った。景色に興味のない私は車で待つ。
良い景色だったらしいが、2人が戻って来てからすぐすごい霧になる。
海に囲まれた島なので急に霧が出たりするらしい。
「ミステリーロード」というのは、一見登り坂に見える道路が実は下り坂だという所。
空き缶やエンジンを止めた車などが高いとこに向かって動いて行くように見える。
私も車を降りてブレーキを外した車椅子で坂を上って行くような体験をして遊ぶ。
途中、運転手さんが知り合いの店に寄ってチョコレートをもらって来て、私たちに食べさせてくれる。
みかんチョコレートやサボテンチョコレートなどがここのお土産だという。
なかなかおいしい。
お土産はこれに決めて免税店で母がチョコレートを買ってくる。
そそくさと港に戻り、運転手さんに代金を払い、ターミナルの売店でも韓国のりなど他愛もない買い物。
岸壁でコスタクラシカをバックに写真を撮る。
船内に戻り、お昼ごはん。
デッキでビュッフェランチをと思うが、相変わらず中国人船客でごった返し、食べ物をもらってる間に食べる場所がなくなってしまった。
貴重品でない私物を置いて席を取っておいたのだが、どかされて座られてしまう。
中国パワーには太刀打ちできない。
仕方なく、お行儀が悪いがビュッフェのお皿を持って自分のキャビンへ。
でも、窓のないキャビンでモゾモゾ食べるのは気が滅入る。
急いでレストランに行ってみると、ギリギリ間に合ってランチを食べられた。
上海
明日は上海。両替ついでに初日に気になった港の事について聞いてみる。
5階のレセプションに行って、日本語が堪能なクルーの女性に質問する。
「説明会で、上海は降りる所と乗る所が違うように聞いたんですがどうなんでしょうか?」
「事前に旅行会社さんに聞いた話では上海クルーズターミナル寄港という事だったので、現地で車をチャーターしてて、その港に着くって言ってあるんですが」
などと説明するが、私の説明が下手でうまく通じなかったらしく、「旅行会社で車をチャーターしたんですが?」「いえ、違います、自分で頼んだんです」みたいなやりとりの末、ホールにいた旅行会社の方を呼んでくれた。
「上海は降りるところと乗るところが別だと聞いたんですが」
「そんなことありませんよ。降りる所も乗る所も同じです。上海のクルーズターミナルです」と旅行会社の方は断言され、レセプションのクルーの女性もニコニコとうなずく。
キツネにつままれたような感じだが、とりあえず安心して夕食を済ませる。
夜遅くに届いた船内新聞の案内を見ると、降りるのは上海郊外のロロターミナルという港で、個人行動者はそこから全員バスに乗り、1時間ほど離れた上海中心地のクルーズターミナルまでバスで移動して、そこから各々自由行動。
船は下船客を降ろしたらすぐ港を離れ移動してしまうので、船が上海クルーズターミナルに着いて乗船体制が整う午後5時までは乗船する事もできない。と最初に聞いたのと同じ説明だった。
え〜。
港の様子を見て、降りるかどうか決めればいい、とか、上海の中心地にあるクルーズターミナルだから、とりあえず降りてみて、迎えに来た車に乗っても乗らなくてもいい、場合によってはまた船に戻ればいい、くらいにいいかげんに考えていたのに。
タラップの昇降やバスの昇降、予定より1時間以上遅くなってしまう上海ターミナルへの到着時間、予想外の到着場所・・・不安要素だらけになってしまった。
上海下船
いよいよ上海下船日。
朝8時半、下船する人もしない人も全員預けていたパスポートを受け取る。
9階のカジノに並んで奥のボールルームで受け取るのだが、列はあちこちごちゃごちゃした所を通っていて車椅子では通れない。
出口の方のクルーに交渉したら、最初は「並んでください」一点張りだったが、車椅子で通れないとわかると出口から入れてくれてパスポートを受け取ることができた。助かった、ありがとう、とお礼を言うと、クルーもすごく嬉しそうな顔をしてくれた。
少し時間があるので、最上階の14階にあるオブザベーションラウンジに行ってみる。
すでに揚子江を遡上しているようだ。

ここは夜はカラオケ&ディスコとして賑わうらしいが、昼間はカフェでもバーでもなく、のんびりと海を眺められるいい場所だ。
飲み物の注文なども取りに来ないので、自分の部屋の冷蔵庫からビールやジュースを持って行ってのんびりと飲む。
ほとんど人がいない時もあるが、上海で降りる中国人船客が部屋を空けて公室で待ち時間を過ごしているので、今日はここも人が多い。

10時45分、8階にあるシアターに集まり、オプショナルツァー客から順に下船して行く。
個人行動客は最後になった。
車との待ち合わせ場所である上海クルーズターミナルに着くのはかなり遅くなりそうだ。
中国でも使える携帯を持って行ったので、現地の事務所に電話をかけ、1時間ほど遅れそうだと伝える。
港
低い位置のギャングウェイからは出入りできず、出口は1か所だけ、5階からになる。
3人のクルーが車椅子ごと持ち上げてタラップを降ろしてくれた。
バスもステップが狭くて急な古いタイプの観光バスで、乗り降りは大変だった。
バスのステップの下と上で力のあるクルーが2人がかりでお姫様だっこのように抱き上げてリレーで乗せてくれた。
私は見かけは痩せてるが、実はけっこう体重があるので、かなりな重労働で申し訳なかった。
停泊した「ロロターミナル」という港は貨物用の港らしく、コンテナが並んでいる。
バスは上海の郊外から中心地へと1時間ほどドライブ。
有名なテレビ塔の向かい側にある上海クルーズターミナルの駐車場のあたりに着き、今度は運転手さんと旅行会社の方お二人に重労働で降ろしていただく。申し訳ない。
車をチャーターした現地の事務所に電話をかけ、ターミナル外に着いた旨を伝えるが、細かい現在地が良く分からないので、迎えに来てくれているガイドさんの携帯番号を聞いて、直接電話をする。
流暢な日本語を話す中国人ガイドさんが電話に出て場所を聞かれる。
が、今どこにいるのか自分でも細かくわからないので、ターミナルの外だと思う、とか、入口にゾウの置物があるビルの前、とか、漠然とした事しか伝えられず、なかなか落ち合う事ができない。
ああだこうだと電話で伝え合ったあげく、ついにガイドさんの乗った車が我々の所まで探しに来てくれた。
既に2〜3時間待ってくれていたらしい。申し訳ない。
上海蟹・観光
K君の介助で車に乗り込み、さっそく上海蟹専門店「成隆行蟹王府」へ。
中は入口近くに2段ほど階段があるが、K君がなんなく降ろしてくれる。
個室のようなブースに通され、注文に迷う。
コースを頼むと肝心の上海蟹が来るまでに結構満腹になってしまうという話も聞く。
比較的小食の私たちがコースを頼むとその可能性は大きい。
かといって一品料理を頼むのは面倒。
悩んでいると、ガイドさんが「コースを人数分頼まなくてもいい。2人分頼んで3人で分ければ?」とアドバイスしてくれる。
コース2人前を頼み、3人で取り分けて、蟹だけをもう一匹足してもらう事にする。
料理はどれも非常においしい。
いよいよ上海蟹。ジェスチャーで「バラして下さい」と頼んで解体をお願いする。
運ばれてくる蟹の脚は、糸のように細い足先まで、くまなく身を飛び出させてくれてある。
安いコースなので小さい蟹だけど、ミソも卵もあっておいしい。
せっかくなのでちょっといい紹興酒も奮発して頼んでみる。
これもおいしい。
でも、飲みきれないので残りはお土産にしてもらう。ガイドさんが丁々発止で何か頼んでくれて、陶器の酒瓶にコルクで栓をしなおし、店の手提げ袋に入れてもらった。
料理もお酒もおいしくて満足。
来たかいがあった。

食べつくした残骸。
食後、揚子江の向かい側にある104階の金融センタービルに行ってみる。
車椅子で行けるのは94階までだとか。
障害者割引があるらしく、障害者手帳を持っているかと聞かれるが、あいにく持ってきていない。
するとガイドさんが例によって丁々発止で何か交渉してくれて、私の障害者割引も母の高齢者割引もOKになったらしく、300元以上かかるはずの観覧料が200元くらいになった。

最新のビルなので、車いす用のトイレもあったけど、結局、トイレには入らず写真も撮らなかった。残念。
そうこうしてるうちに時間も少なくなり、豫園でお土産を買ったり大急ぎでまわる。
私はごちゃごちゃした所が大好きなので、20年ぶりの豫園の喧騒にテンションが上がる。
20年くらい前に上海に来た時宿泊した「浦江飯店」の前も通る。懐かしさで興奮する。
今は高級ホテルになっているらしい。昔はドミトリー中心のバックパッカー向け安ホテルだったと言ってもガイドさんは半信半疑のようだった。
帰船
クルーズターミナルに戻る。
おお、コスタクラシカがちゃんと到着して接岸している。

しかし、近代的なターミナルの建物があり、空港のようなボーディングブリッジもあるというのに、外から急なタラップを上がって乗船しなければならないのは何故だろう。
低いデッキからの乗船もできないらしい。

また3人のクルーに車いすごとタラップを運び上げてもらう。重そうで申し訳ない。
立派なターミナルを使えないのはまだしも、せめて低い出入り口からの乗船を許可してはもらえないものだろうか。
上海出港
夜。上海出港。
船のデッキから見る夜景が素晴らしい。

20年前に中国に来た時は、上海と北京にデパートが1件ずつしかなかったり、その北京のデパートも裸電球が下がってるような所だったり、上海のデパートにあるエスカレーターが中国唯一のエスカレーターだったり、日本の終戦直後のような感じだった。
20年という月日は都市をこんなに変えるものなのか。
香港やニューヨークなどの港で夜景を経験した事があるが、遠ざかる上海の夜景を眺めながらの出港風景は、今まで見た中でもトップクラスに美しい出港風景だった。
船内のコンピュータ
夜、コンピュータールームに行ってみる。
今どきの客船は船の中で普通にインターネットができる。
コスタクルーズでは、自分で持って行ったパソコンやスマホなどでも無線LANで通信する事ができる。
1分50セント、1時間が10ドルなどの料金を接続前に選ぶ。
旅行用に自分のサーバにウェブメールのアカウントを作って万全だと思ってたけど、船のPCでは日本語入力ができなかった。
たしか海外のネットカフェなどでも簡単に日本語入力する方法があったと思うんだけど、やり方も忘れてしまい、検索の時間も惜しんでローマ字入力でごまかす。
もちろん船のPCでなく、自分のスマホを使えばそのまま簡単に通信できる。
日本に帰ってから、日本語入力の方法を検索してももう遅い・・・
海外のネットカフェで日本語読み書き設定
http://www.tkago.net/tmanual/2usejapanese.html
海外旅行中にネットカフェで『日本語入力できない!困った!』をあきらめない
http://www.yoga-gene.com/contents/instructor/yogistalk/post-53.html
インターネットだけでなく、船内は携帯(GMS)もそのまま使えるらしい。
私の持って行った携帯もGMSだから使おうと思えば使えたんだろうけど、1分数百円でかなり高いらしいので、全然使う気にならなかった。
下船前日のフォーマル
最終日は終日クルーズ。下船の説明会がある。
最終日になって避難訓練!?
まあ、上海からの船客中心のスケジュールだから仕方ない。
最終日の夜にフォーマルのガラディナー!?
夜中には荷物まとめなきゃいけないのに。
上海からの船客中心のスケジュールだから仕方ない。
フォーマルナイトとはいえ、下船前日という事もあって、船客のファッションはまちまち。
そこそこフォーマルの人もいれば、ややきちんとしてる程度、普段着の人もいる。
かくいう私たちも、私は一応フォーマルもどきでちょっと派手め、母は普段着にラメのショールでごまかす程度、K君は全くの普段着、というデコボコトリオになった。
ディナー前にシアターでキャプテンのパーティーという集まりがある。
シアター入口で客船のお約束、キャプテンと記念撮影。
キャプテンはとても優しくジェントルマンな方で、高齢の母には「腕を組みましょう!」と優しく腕を差し出し、車椅子の私には「さあ、手をつなぎましょう!」としっかりと手を握ってくれてパチリ。

パーティーといっても普通の客船のように形だけでもラウンジで集まって談笑とかいう形式ではなく、順番にシアターに座って、ドリンクを受け取り、歌手の歌を聞きながら手持無沙汰にキャプテンを待ち、記念撮影が終わったキャプテンが舞台上に現れたら乾杯。という程度のイベントだった。
ディナーもフォーマルにしてはびっくりするくらい普通。
形だけでもロブスターやキャビアが出るという事もなく、普通の食事。
前述のように、取り立てておいしいわけではないが、5日間飽きずに食べられた。
夕食後、まだピザを食べていないことに気づく。
ピザを食べずにこのまま船を降りるわけにはいかない。遅い時間になって、ピザレストランに行ってピザを注文する。
ピザレストランは特定の時間以外は有料だが、1枚2ドル88セント(1ドル80円弱で2百円ちょっと?)という安い値段でサクサクのピザが食べられる。満足。
おいしいピザが200円で食べられるというのに、日本人船客がちらほらいるだけでガランとしている。
中国人船客は有料の食事には見向きもせず、無料のビュッフェに長い行列を作る。
ピザを頬張りながらコスタクラシカのアジアクルーズについて考えた。
この船はいわゆるファンシップで、中国・韓国・日本などのクルーズ経験のない船客でごった返し、優雅なクルーズを愛する人には不満が残るだろう。
最新の船に比べれば設備も豪華ではない。
でも、私にとっては気楽で快適に過ごせる船だった。
それにホスピタリティーはしっかりしていたと思う。
1日2回、いつも笑顔できちんとルームメイクをしてくれるルームスチュワードさん
忙しい中、面倒な注文をしても嫌な顔一つせず、手際良く正確にサービスしてくれるテーブルウェイター・・・クルーのホスピタリティーは料金の高い船にも劣らないものだった。
サービスに応じてチップをもらえる制度ではないのに。下船後のアンケート評価が効いてるのかな。
いつでも気持ちの良いサービスを受けることができた。
下船
深夜に大きな荷物を廊下に出し、手荷物だけを残す。
朝は身軽になって、身の回りを片づけ、テーブルの上に5日間の我が家だったキャビンのキーカードを置いて部屋を空ける。
下船の集合時間までデッキでコーヒーを飲んで過ごす。
もう博多港。港にはなぜかまた飛鳥がいる。
集合時間になり、シアターに集まってキャビンの階数順に下船。

乗船時と同じようにバスに乗り、ターミナルへ。
同じくターミナルで貨物用のエレベーターに乗せてもらい、上階に上がって、荷物を受け取り、簡単な入国審査、荷物を家に送る手続きをして、自分も家路に着く。
帰路
再び博多
また来た時と同じ移送会社の方に迎えに来ていただき、リフト付きの車で飛行機の時間まで簡単に博多観光。
運転手の方に紹介していただいた安くておいしい魚河岸の食堂で昼食。
ヤフードームやホークスタウン、福岡タワーなどを回って空港へ。
再び福岡〜羽田
福岡空港でまたスマイルサポートカウンターを探し、チェックイン。
また当日シルバー割引に切り替えられるかと期待したが、さすがにそれほど甘くなかった。今度の便は満席で変更できず、K君の席もアップグレードできなかった。ただでさえ障害者割引で安くしてもらってるのにこれ以上安くしてもらおうというのが図々しいんだけど。
手続きもすぐ終わり、まだ待ち時間があったので、K君は上階にお土産を買いに行き、私たちはJALのラウンジで飲み物を飲んで過ごした。
買い物が終わったK君がラウンジに迎えに来てくれた。
私の付添という事で、ファーストではないK君もラウンジに入れてもらえたようだ。
今回、JALの皆さんにはとても柔軟で気配りの行き届いた対応をして頂いてありがたかった。
窓の下、晴れた空にちぎったような雲が浮かぶ。機内からおもちゃのような景色を見下ろしながら、今回のクルーズ中、ずっと好天に恵まれた幸運を感謝した。
クルーズ前もクルーズ後も大きな台風が来ていたが、ちょうどクルーズ中だけは、出発の朝から帰りの羽田到着まで、どこも晴れわたり、海も穏やかだった。
天にも味方してもらったが、それ以上に、多くの方々のご厚意に支えられて快適な旅行ができた事に感謝した。
肺炎に負けずに生きてて良かった!いやマジで。
コスタクラシカ準備編へもどる!
旅費について(2名分)
クルーズ代金 1人44800円+サービス料(チップ船上精算)+港湾税・ターミナル利用料など
飛行機代金 羽田〜福岡 片道23670円(普通運賃障害者割引)+ファースト代金
(片道1回分は当日シルバー割引で12170円)
福岡でのリフト付きタクシーチャーター(1時間5000円)
上海でのワゴンチャーター+ガイド料金12700円(+時間延長料金・駐車料金など3000円くらい)
その他、船内での飲み物・写真代・寄港地での観光代や食事代など
+同行介助者の費用